さて、前回『顎関節症 歯ぎしり・噛みしめ 01』の続きです。
☆彡
前回は顎関節症の原因を書きましたが、
これを詳しく説明していきます。
原因は2種類あります。
①関与する筋肉が硬くなって、下顎を斜め上方に引っ張るから
②歯の高さが違って、下顎骨が傾くから
まずは
①の、関与する筋肉が硬くなって、下顎を斜め上方に引っ張るから
です。
次の筋肉の画像を見てください。
上記2つの筋肉が、
主に顎関節に関与する筋肉です。
これらの筋肉が硬くなると、
顎関節での下顎骨が前上方に引っ張られます。
赤が筋肉が骨を引っ張る向き
緑が各種外力による下顎骨の最終移動向き
このように、
各筋肉の緊張による外力の合力によって、
緊張側の下顎骨は前上方にズレます。
すると、本来の顎関節の中で必要以上に当たる場所ができてしまい、
関節円盤がダメになってしまい、痛みやカクカク音が発生するようになります。
では、なぜ側頭筋や咬筋の緊張が片側で出てくるのか?
理由の一つは、
片方で噛んだりする癖です。
他の理由は?
歯の高さが違って、下顎が歪んでいるからです。
はい、ここで
②歯の高さが違って、下顎骨が傾くから
に繋がってきます。
続く。
口は死ぬまで大切な部位です。
人生の質にも深くかかわってくる場所なので、しっかりと治療しましょう!
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