30歳の患者

最近診た患者さんで、腰が痛い30歳の男性がいらっしゃいます。

名前をN君としましょうか。

この子、もうこの子という歳ではありませんが小学生の頃から診ているのでいまだにこの子、が少々参考になる腰痛事例になりましたので、紹介します。

ギックリ腰になりかけ

今回は一本の電話から始まりました。

N君

先生、ご無沙汰してます。Nです。
ちょっと腰が痛くなって、このままだと動けなくなりそうなので、ちょっと診てもらえますか?

鶴田

あら、N君久しぶり~。

独立して社長でバリバリやっているのはお母さんから聞いているけど、腰を痛めたか。

了解。今晩来るかい?

N君

分かりました!
今晩行きます!

みたいなやり取りがあって、その日に来院。

実際に腰を見たところ、左起立筋から広背筋殿筋群にかけての硬直あり。

左右下肢長差はあまりなし。

腰椎の動きはあまりよろしくない。

鶴田

極端に腰が悪い状況ではないが、左側に負担がしばらくかかっていたようだね。

何か左側で重たいものを持ち続けたとかあった?

N君

仕事柄、重量物は持ちますが、そこまで長時間ではないですよ。

実は左足の裏の一部分が1ヶ月ほどずっと少し調子が悪くて、
それをかばってか分かりませんが、そこから上に上がってくる感じで腰に来た感じなんですよ。

そう言われて左足の裏も良く診てみると、確かに不具合がある。

第4中足骨足根骨と関節を成すあたりで、硬結が見受けられる。

ここに硬結が生じた原因は、

・生活習慣によるもの

・第4足根中足関節で、中足骨の下方へのズレ

だと推測される。

原因が分かれば、あとはそんなに難しくない。

硬結を除去する足裏マッサージをして、中足骨のズレを整復。

あとは腰回りをほぐしてあげれば完了です。

N君

いや~、腰が大丈夫になりました!

やっぱり、体は全部つながっているんですね。

1週間後にまた来ればいいですね?

と言って、にこやかに帰っていきました。

最後に

一番辛いところ以外に、大概その痛みを引き起こす原因が隠れています。

それを発見できるのも施術者の腕ですので、お任せください(ニヤリ)。

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鶴田院長
鶴田院長