この記事の要点

膝の内側が痛い場合、まず「変形性膝関節症では?」と心配される方は少なくありません。

しかし、膝の内側の痛みは、変形性膝関節症だけでなく、鵞足炎、半月板のトラブル、筋肉の硬さ、足首や股関節の動きの悪さ、歩き方のクセなどが関係していることもあります。

特に、
「歩くと膝の内側が痛い」
「階段で膝の内側がズキッとする」
「膝の内側に違和感がある」
「変形性膝関節症と言われたが、整骨院でも相談したい」
という方は、膝だけでなく体全体のバランスを確認することが大切です。


膝の内側が痛くなる主な原因

膝の内側には、関節、靭帯、半月板、筋肉、腱など多くの組織があります。

そのため、同じ「膝の内側が痛い」という症状でも、原因は一つではありません。

主な原因としては、以下が考えられます。

・変形性膝関節症
・鵞足炎
・内側半月板の負担
・内側側副靭帯への負担
・太ももやふくらはぎの筋肉の硬さ
・股関節や足首の可動域低下
・O脚傾向や歩き方のクセ
・骨盤バランスの乱れ

膝は体重を支えながら動く関節です。特に膝の内側は、歩行や階段、立ち上がり動作で負担がかかりやすい場所です。


変形性膝関節症による膝の内側の痛み

膝の内側の痛みでよく知られているのが、変形性膝関節症です。

変形性膝関節症では、膝の関節軟骨がすり減ったり、関節に炎症が起こったりすることで痛みが出ます。

初期には、
・立ち上がりで膝が痛い
・歩き始めに膝が痛い
・階段の上り下りで痛い
・膝の内側に違和感がある
といった症状が出やすくなります。

日本整形外科学会でも、変形性膝関節症では初期に立ち上がりや歩き始めなど動作開始時の痛みが見られ、進行すると正座や階段昇降が困難になり、さらに進むと安静時にも痛みが取れにくくなるとされています。

ただし、膝の内側が痛いからといって、すべてが変形性膝関節症とは限りません。


鵞足炎による膝の内側の痛み

膝の内側が痛い原因として、比較的多いものに鵞足炎があります。

鵞足炎とは、膝の内側やや下にある、太ももの筋肉が集まって付着する部分に炎症が起こる状態です。

特に、
・膝の内側下あたりを押すと痛い
・階段の上り下りで痛い
・歩く、走ると痛い
・膝の曲げ伸ばしで内側が痛い
という場合に関係することがあります。

鵞足炎では、膝の内側下方5〜7cmほどの場所に痛みが出やすく、押したときの痛み、腫れ、熱感、運動時や階段を下るときの痛みが見られることがあります。

ランニング、長時間歩行、階段の多い生活、膝が内側に入りやすい動きなどが続くと、鵞足部に負担がかかりやすくなります。


半月板のトラブルによる膝の内側痛

膝の内側には、内側半月板というクッションのような組織があります。

半月板は、膝にかかる衝撃を分散し、関節を安定させる役割を持っています。

内側半月板に負担がかかると、
・膝の内側が痛い
・曲げ伸ばしで引っかかる
・膝がスムーズに動かない
・しゃがむと痛い
・膝がロックする感じがある
といった症状が出ることがあります。

半月板損傷では、膝の曲げ伸ばし時の引っかかり感や、膝が突然動かなくなるロッキングが起こることがあり、放置すると膝関節の状態悪化につながる可能性があります。

特に、膝が動かなくなる、引っかかる、ガクッと崩れるような症状がある場合は、整形外科での検査が必要です。


筋肉の硬さや歩き方のクセも膝痛の原因に

膝の内側の痛みは、関節そのものだけでなく、筋肉や体の使い方が原因になることもあります。

例えば、太ももの内側や裏側、ふくらはぎが硬くなると、膝の内側に引っ張る力が加わりやすくなります。

また、股関節や足首の動きが悪いと、歩くときに膝がねじれやすくなります。

その結果、
・膝の内側に負担が集中する
・歩くたびに膝が内側へ入る
・階段で膝が不安定になる
・膝の違和感が続く
といった状態につながります。

つまり、膝痛の原因は膝だけではなく、骨盤・股関節・足首・足裏の使い方まで関係していることがあります。


自宅でできる対処法

膝の内側が痛い場合は、まず痛みを悪化させる動作を避けることが大切です。

1. 痛みが出る動作を確認する

歩くと痛いのか、階段で痛いのか、正座やしゃがみ込みで痛いのかを確認しましょう。

痛みが出る動作を把握することで、膝にどのような負担がかかっているか分かりやすくなります。

2. 長時間の歩行や階段を控える

痛みが強いときは、長時間歩いたり、階段を繰り返し使ったりすることは避けましょう。

無理に動かし続けると、炎症が強くなることがあります。

3. 太もも・ふくらはぎをやさしく伸ばす

太ももの前側、内側、裏側、ふくらはぎの硬さは、膝の内側への負担につながります。

痛みのない範囲で、やさしくストレッチを行いましょう。

4. 足首と股関節を動かす

膝は股関節と足首の間にある関節です。

股関節や足首が硬いと、膝が代わりにねじれを受けやすくなります。

足首回しや股関節の軽い運動もおすすめです。

5. 痛みが強いときは無理に揉まない

膝の内側を強く揉むと、炎症がある場合に悪化することがあります。

特に、腫れや熱感がある場合は自己判断で刺激を加えすぎないようにしましょう。


やってはいけない注意点

膝の内側が痛いときに、次のような行動は避けましょう。

・痛みを我慢して長距離を歩く
・急にランニングを始める
・深いスクワットを繰り返す
・痛い場所を強く揉み続ける
・正座やしゃがみ込みを無理に行う
・膝がロックしているのに無理に動かす
・腫れや熱感があるのに温めすぎる

特にロッキングがある場合は、自己判断で膝を無理に動かすと悪化する可能性があるため、医師の診察を受けることがすすめられています。


医療機関を受診すべき症状

次のような症状がある場合は、整骨院だけで判断せず、整形外科など医療機関の受診をおすすめします。

・膝が腫れている
・膝に熱感がある
・安静にしていても痛い
・歩くのがつらいほど痛い
・膝がロックして動かない
・曲げ伸ばしで強い引っかかりがある
・膝がガクッと崩れる感じがある
・転倒やスポーツ後から痛みが出た
・膝の内側の痛みが数日以上続く
・変形や強い腫れがある

膝の内側痛には、変形性膝関節症、半月板損傷、靭帯損傷などが関係することもあります。

画像検査や医師の診断が必要なケースもあるため、強い症状がある場合は早めに受診しましょう。


サンテ整骨院としての見解

サンテ整骨院では、膝の内側の痛みを**「膝だけの問題」とは考えません。**

膝の内側に痛みが出ている場合でも、その背景には、
・骨盤の傾き
・股関節の硬さ
・足首の動きの悪さ
・太ももやふくらはぎの筋肉の緊張
・歩き方のクセ
・膝が内側に入りやすい動き
が関係していることがあります。

そのため、サンテ整骨院では膝まわりだけでなく、骨盤・股関節・足首・足裏のバランスまで確認します。

特に、
「膝の内側が痛い」
「変形性膝関節症と言われたが、整骨院でも相談したい」
「膝痛の原因を知りたい」
「歩くと膝の内側に違和感がある」
という方は、痛みが強くなる前にご相談ください。

痛みの軽減だけでなく、歩行・階段・立ち上がりで膝に負担がかかりにくい体づくりを目指します。


関連する施術ページへの内部リンク

博多区・呉服町周辺で膝の痛みにお悩みの方は、サンテ整骨院の膝治療ページもご覧ください。
膝だけでなく、股関節・骨盤・足首の状態も確認しながら、膝に負担がかかる原因を見極めていきます。

・膝痛治療ページ
https://sante-hakata.com/kneepain/

・腰痛治療ページ
https://sante-hakata.com/backache/


よくある質問

Q1. 膝の内側が痛いのは変形性膝関節症ですか?

変形性膝関節症の可能性はありますが、必ずしもそれだけとは限りません。

鵞足炎、半月板のトラブル、筋肉の硬さ、股関節や足首の動きの悪さが関係することもあります。

Q2. 膝の内側を押すと痛いのはなぜですか?

膝の内側下あたりを押して痛い場合、鵞足炎などが関係していることがあります。

ただし、関節や靭帯、半月板が関係することもあるため、痛みが続く場合は専門家に相談しましょう。

Q3. 変形性膝関節症でも整骨院に相談できますか?

はい、相談できます。ただし、強い腫れや変形、安静時痛がある場合は、整形外科での検査も大切です。

サンテ整骨院では、膝に負担がかかりにくい体の使い方やバランス改善を重視します。

Q4. 膝の内側が痛いときに運動してもいいですか?

痛みが強い場合は無理な運動は避けましょう。特にランニング、深いスクワット、長時間の階段昇降は負担になることがあります。

痛みのない範囲で、太ももや足首をやさしく動かす程度から始めましょう。

Q5. どんな膝痛なら病院に行くべきですか?

膝の腫れ、熱感、ロック感、強い引っかかり、歩行困難、安静時痛、転倒後の痛みがある場合は、整形外科など医療機関の受診をおすすめします。


【この記事を書いた人】
鶴田雅之 / サンテ整骨院 院長
マッサージと矯正を中心としたオールラウンダータイプ。
肩首と腰が得意です。
2000年に開院。福岡市博多区店屋町で、腰痛・肩こり・頭痛・めまい・膝痛などの施術に対応。
実際の施術経験をもとに、一般の方にも分かりやすく体の不調について解説しています。

投稿者プロフィール

鶴田院長
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