私たち人間の姿勢は、

日常生活の中で無意識のうちに身につき、知らず知らずのうちに身体へ大きな影響を与えています。

正しい姿勢を保つことは、

骨格や筋肉のバランスを保ち、

関節や筋肉への負担を軽減するうえで非常に重要です。

しかし、悪い姿勢が習慣化すると、

特定の部位に負荷が集中し、

慢性的な痛みや不調の原因となってしまいます。

肩の場合

現代人に多く見られる「猫背」は、

背中が丸まり、頭が前に突き出た姿勢です。

猫背①
背中が丸まっている。
肩甲骨が外に開いている。
僧帽筋や肩甲挙筋に負担がかかりまくり。
頑固な肩こりや、首の辛さ。
頭痛や不眠、めまいも出てくるかも。

こんな流れで、猫背は健康被害を引き起こします。

また、猫背により胸部が圧迫されると、呼吸が浅くなったり、

内臓の働きが低下したりする可能性も指摘されています。

腰の場合

また、長時間のデスクワークやスマートフォンの使用も、

姿勢の乱れを助長します。

椅子に浅く腰かけ、

骨盤が後ろに倒れた姿勢が続くと、

腰椎への負担が増し、

腰痛の原因になります。

さらに、骨盤の歪みが進行すると、

背骨のバランスも崩れ、

肩や膝、足首にまで影響が及ぶこともあります。

姿勢の乱れは足元から始まる場合もあります。

たとえば、片足重心足を組むクセは骨盤の傾きを引き起こし、

全身のバランスを崩す要因となります。

このような状態が続くと、

関節や筋肉に負担が蓄積され、

慢性的な痛みとして現れることがあります。

理想的な姿勢とは、

耳・肩・骨盤・膝・くるぶしが横から見て一直線に並ぶ状態です。

このバランスが整っていると、

筋肉や関節への負担が軽減され、

体全体が効率的に機能します。

正しい姿勢は血行やリンパの流れを促進し、疲れにくく、痛みの出にくい体づくりにもつながります。

このように、姿勢と体の痛みには密接な関係があります。

慢性的な痛みに悩まされている方は、

その根本的な原因として姿勢の見直しが必要かもしれません。

日頃から姿勢を意識し、必要に応じてストレッチや体幹トレーニング、整体などを取り入れることで、

痛みの予防と改善が期待できますよ!

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鶴田院長
鶴田院長